【青色申告】領収書の保存期間は7年!電子帳簿保存法の義務と次年度の節税準備|完結編

副業ビジネス

「やっと確定申告書を提出できた……!」

長い計算と入力作業、本当にお疲れ様でした。税務署への送信ボタンを押した瞬間、何とも言えない達成感がありますよね?

しかし、ちょっと待ってください
手元にある領収書の山や、PC内の請求書データを「終わったから」といって整理せずに放置したり、最悪の場合ゴミ箱へ捨てようとしていませんか?

実は、確定申告は「提出」がゴールではありません。「保存」までが義務なのです。

特に近年、個人事業主を悩ませているのが「電子帳簿保存法(電帳法)」。ネットで買った備品の領収書や、メールで受け取った請求書の保存方法には、非常に細かい「法的ルール」が存在することをご存知でしょうか?これを知らずに自己流で保存していると、税務調査で経費を否認されたり、青色申告特別控除が受けられなくなるリスクがあります。

本記事は、青色申告完全攻略シリーズの最終章STEP.6となります。

このSTEP.6を読み終えれば、税務署におびえることなく、自信を持って今年度の業務をクローズできます。そして、明日からの経理作業が劇的にラクになる「仕組み」を手に入れましょう。

本記事のPoint!
  • 7年間の保存義務がある書類と正しい保管方法
  • 電子帳簿保存法の「検索要件」をクリアする具体策
  • ✅ 紙の領収書と電子データの管理ルールの違い
  • ✅ 来年の確定申告を「自動化」するための次年度準備

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確定申告後の鉄則!書類の保存期間は「原則7年間」

まず、大前提となるルールを頭に入れておきましょう。青色申告を行った個人事業主には、帳簿や領収書などの書類を一定期間保存する義務があります。

税務調査は、ある日突然やってきます。「昔のことだから捨てました」は通用しません。

保存期間は、確定申告の提出期限の翌日から数え始めます。基本的には「7年間」と覚えておけば間違いありません

書類の種類具体例保存期間
帳簿仕訳帳、総勘定元帳、現金出納帳、売掛帳、固定資産台帳など7年
決算関係書類損益計算書、貸借対照表、棚卸表など7年
現金預金取引等の関係書類領収書、預金通帳、小切手控、借用証など7年
(※前々年の所得が300万円以下の場合は5年)
その他の証憑書類請求書、見積書、納品書、注文書、契約書など5年
⚠️ 注意

赤字(損失申告)の場合も捨てない!

その年に赤字が出て損失申告(赤字の繰越)をした場合も、帳簿書類の保存義務は原則として7年間です。
(※法人の場合は欠損金の繰越期間に合わせて9〜10年の保存が必要ですが、個人事業主は7年保存が基本となります。ただし税制は変わる可能性があるため、迷ったら長く保存するのが安全です。)

【保存|最適化】確定申告の書類は、実物の資料で保管するのはかなり大変です。また、法改正により電子データで受け取った請求書、領収書などは基本電子データのままで保存が必要となります。なおクラウド上(会計ソフト)に切り替えるだけで効率は格段に変わります。

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【重要】電子帳簿保存法(電帳法)への正しい対応

ここが今回のメインテーマです。個人事業主が絶対に守らなければならない「電子帳簿保存法」のポイントを解説します。

電子取引データ保存は2024年1月から原則義務化されました(一定の事情がある場合は猶予措置あり)
以前は、メールで届いたAmazonの領収書などを「印刷して紙で保存」することが認められていましたが、現在は電子データで受け取った領収書・請求書は、データのまま保存することが原則義務となっています。

Point!|電子取引の例
  • Amazon、楽天などで購入した際のWeb領収書(PDF)
  • メールにPDF添付で送られてきた請求書
  • クラウドソーシングサイトの支払調書データ
  • SuicaやPayPayなどの決済アプリの利用履歴

※クレジットカードの利用明細」はあくまで支払いの案内であり、正規の領収書(インボイス)の代わりにはならない場合が多いため、購入先から発行された領収書データを保存するのが基本です。

ただPCのフォルダに入れておけば良いわけではありません。税務調査が入った際に、スムーズに提示できるよう「検索機能」を持たせる必要があります。

具体的には以下の3項目で検索できる必要があります。

POINT!|検索3項目
  1. 取引年月日
  2. 取引金額
  3. 取引先

これをすべての経費について手動で行うのは、正直現実的ではありません。

⚠️ 注意

例えば、自力でフォルダ管理する場合、ファイル名を以下のようにリネームする必要があります。

❌ 悪い例:

Amazon領収書.pdf

※これでは検索できない

⭕️ 良い例:

20240315_15000_アマゾンジャパン.pdf

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効率的な「保存・管理」の実践テクニック

では、具体的にどのように保存すれば、手間なく法令を遵守できるのでしょうか。アナログとデジタルの正しい使い分けを紹介します。

お店で受け取った紙のレシートは、紙のまま保存してOKです。
スキャナ保存制度」を利用してデータ化し、紙を捨てることも可能ですが、要件が細かいため無理に導入する必要はありません。

おすすめは「月ごとの封筒」「ドキュメントファイル」に入れる方法です。

Point!
  • ノートに糊付けする時間は無駄です。月ごとに分かれていればOK。
  • 感熱紙のレシートは、印字面を内側にして保管(光で消えるのを防ぐ)。

前述した「ファイル名のリネーム」や「事務処理規程の作成」を自力でやるのは大変です。
最も確実で楽な方法は、「クラウド会計ソフトの電子保存機能」を使うことです。

freeeやマネーフォワードなどの主要ソフトには、電子帳簿保存法対応」の機能(ファイルボックス等)が標準搭載されています。

これにより、リネーム作業から解放され、PCが壊れてデータが消えるリスクもなくなります。

仕訳の流れ
  1. PDFやスクショをソフトにアップロードする。
  2. 日付・金額・取引先をAIが自動で読み取る。
  3. 自動的に法令要件を満たした状態でクラウド保存される。
用語解説

スキャナ保存制度

スキャナ保存制度とは、紙の請求書や領収書などをスキャンして電子データで保存できる制度です。一定の要件を満たせば、紙の原本を保管せず電子保存が認められ、経理業務の効率化につながります。

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次年度(来年)へ向けた準備:この「仕組み化」が重要

STEP.1からSTEP.6まで、青色申告の一連の流れを見てきました。今年の確定申告で「大変だった…」と感じた部分はどこでしたか?

その苦労は、今のうちに仕組みを変えることで、来年は劇的に解消できます。

もし今年、個人の通帳や財布から経費を払って計算がややこしくなったなら、来年に向けて「事業用口座・事業用カード」を徹底しましょう
これを会計ソフトに連携させるだけで、経理作業の8割は自動化されます。

「1年分まとめて入力」はミスの元です。
「レシートをもらったらスマホアプリで撮影」というマイクロ習慣をつけるだけで、来年の2月は確定申告作業がほぼゼロになります。

補足Point!

【プライベートのお金と連結】

マネーフォワードであれば、マネーフォワードの家計簿アプリと、クラウド確定申告を繋がれば、更にプライベートのお金もキッチリ把握できるようになります。

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【結論】電帳法対応はツール任せが最も安全

電子帳簿保存法は、個人の力だけで管理しようとすると非常にコストパフォーマンスが悪いです。法改正にも自動で対応してくれる会計ソフトを活用することが、事業を守る最大の防衛策です。

まだExcelで管理している方や、使いにくいソフトを使っている方は、年度の切り替わりである「今」が乗り換えのベストタイミングです。

ソフト名こんな人におすすめ特徴・強み
freee会計スマホで完結させたい
初心者・個人事業主
レシート撮影機能が優秀。
簿記知識がなくても直感的に使える。
マネーフォワード口座・カード連携重視
効率化を極めたい人
連携可能金融機関が最多。
電帳法対応の保存容量が無制限。
やよいの青色申告コストを抑えたい
従来のソフトに慣れている人
初年度無料キャンペーンが強力。
老舗の安心感とサポート力。

【電子データ保存の「クラウドBox」が優秀】

Amazonや楽天の領収書PDFをドラッグ&ドロップするだけで、法対応した形式で保存できる「クラウドBox」機能が使えます。将来的に法人化を考えている方にもおすすめの拡張性があります。

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【スマホアプリで電帳法も楽々クリア】

スマホでレシートをパシャっと撮るだけ。これだけで「日付・金額」がデータ化され、電子帳簿保存法の要件も自動で満たしてくれます。難しいことは全部アプリにお任せしたい方に最適です。

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編集部の私も使っていますがレシーのを撮影機能だけで考えるとfreeeが断トツ1位です!

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【豆知識】複式簿記とは?

複式簿記とは、取引を「借方」と「貸方」の両面から記録する会計方法です。たとえば現金で備品を購入した場合、「備品が増える(借方)」と「現金が減る(貸方)」を同時に記帳します。資産・負債・収益・費用の変化を正確に把握でき、企業の経営状況を明確にする基礎となります。

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【Check Point!】保存までが青色申告。完璧なクロージングを!

STEP.1からSTEP.6まで、青色申告の全行程を解説してきました。
最後に、今回の重要ポイントをチェックリストで確認しましょう。

本記事のPoint!
  • 帳簿・決算書類は7年間保存(赤字でも同様)
  • 電子取引データ(メール領収書等)は紙保存NG
  • 日付・金額・取引先で検索できる形で保存が必要
  • 自力管理よりクラウド会計ソフトの導入が最も確実で楽

このサイクルを一度回せれば、あなたはもう立派な経営者です。
書類は7年保存」「電子データはクラウドへ」。この2点を守り、安心して次の事業年度のスタートを切ってください。あなたのビジネスが、来年もさらなる飛躍を遂げることを応援しています!


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